【所縁の史跡】新屋坐天照御魂神社(大阪府)

 

■ 新屋坐天照御魂神社 [地図]

大阪府茨木市福井、日降山に鎮座する、新屋坐天照御魂神社(新屋神社)です。
JR茨木駅から、バスで行くことができます。

『延喜式』神名帳の摂津国島下郡に「新屋坐天照御魂神社」三座があり、そのうちの一座とされます。

崇神天皇の七年に、物部氏の祖の伊香色雄命が、天皇の命によって祭ったのが創祀といいます。
その後、神功皇后が三韓征伐にあたって、新屋川原で禊ぎの祓いを行い、凱旋後に皇大神の幸御魂・荒御魂を西の川上と東の川上に祀ったといいます。

市内の宿久庄と西河原にも同名の神社がある由来とされます。

祭神は、天照皇御魂大神と、天照国照彦天彦火明大神です。

神社の裏山一帯には、六世紀後半~七世紀初めにかけての古墳が三十基あまり群集し、新屋古墳群と呼ばれています。
また、紫金山古墳や青松塚古墳、将軍山古墳など古墳時代前期からの古墳が周辺に散在しています。

社殿は天保年間の改築だそうです。

伊勢神宮をはじめ、各種遥拝所が並びます。

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